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【萃点のことば】クラウドファンディング&展示会の御礼と今後の募集について


photo by kuvonne

萃点のことばプロジェクトのクラウドファンディング、そして京都での萃点のことば展が無事に幕を閉じました。


クラウドファンディングを応援・ご支援くださった方々(目標を上回る201名、1,694,000円のご支援をいただきました!)、萃点のことば展にお越しくださった方々、本当にありがとうございました!!


Ecological Memesとしてはじめての


手に取れるプロダクトづくり。

クラウドファンディング。

そして世界観を表現する展示会。


はじめてづくしのチャレンジではありましたが、たくさんの方々の温かな応援に支えられ、有難いご縁に生かされて、無事に終えることができました。





萃点のことばプロジェクトの元になる活動(当時はエコミームランゲージと呼んでいました)は、実は2019年の建長寺フォーラムの頃からすでに起こっていて、そこから何度もむくりと立ち上がり、ことばを紡ぎなおしては、長い冬の眠りにつく、ということを繰り返していました。そして昨年の秋頃から、いよいよ静かなる予兆がきこえはじめ、冬至にはじまる再生の流れと共に、一気に動き出していったのでした。


今回の萃点のことばカードや小冊子にぎゅっとまとめた知恵や知見は、これまでのたくさんの方々との有り難いご縁のおかげで生まれ、蓄積され、育まれてきたもの。だからこそ、Ecological Memesに関わる人たちだけでなく、より多くの必要としている方々に届けたい。そんな想いからはじまったプロジェクトです。


今回のクラウドファンディングや展示会といった届け方や広げ方は、きっと4年前に最初にことばを紡いでいた頃にはできなかったことでした。


自然な流れの中で立ち現れていくことにカタチを与えていくような群れの動きの中で、クラウドファンディングというやり方がフィットするのだろうか。このような決してわかりやすいとは言えない活動に、(しかも実際のモノがまだない中で)お金を出して応援していただくということが、果たしてどこまでできるのだろううか。社会にどこまで届くのだろうか。そんなことを思うこともありました。


でも、今のEcological Memesなら、これまでの有難いたくさんのご縁に支えられている今なら、そしてこのチームでなら、


EM大切にしてきたことを抱きしめながらも、これまでとはまた別のダイナミズムの中で社会に広がっていくようなきっかけに、これまでは届けられなかった方にも波紋を広げていくような一歩に、この取り組みはなるかもしれない。そんな予感がすっと背中を押してくれました。


そういう意味で、今回の萃点のことばプロジェクトは、EMにとっても脱皮をしていくような活動のはじまりのようにも感じていました。萃点のことばが相互につながり合う理(ことわり)への実践の入り口であるように、この活動そのものがEMの営みを社会へとひらいていく萃点のようなものなのかもしれません。



そして、何より、蓋をあけてみれば、

本当に有難いことに想像を超えてたくさんの多くの方が応援してくださり、

お一人お一人の温かなメッセージに励まされる日々でした。


展示会でも、

たまたま通りかかった方がのぞいてくださったり、

インスタをみて新幹線で駆けつけてくださる方がいたり、

大阪や奈良や神戸や静岡や長野や東京や島根などあちこちから集ってくださったり、

会期中にご飯を食べにいった料理屋の女将さんが立ち寄ってくださったり…


これまでの活動とは全く異なる出会いや温かなご縁をいただけて有難い限りでした。


クラウドファンディングでご支援いただいたみなさま、

応援メッセージを寄せてくださったり、

トークセッションなどにご出演くださったみなさま、

展示会に足を運んでくださったみなさま、

これまでEcological Memesの活動を共にしてくださってきたみなさま、

本当に有り難うございました。

プロジェクトチーム一同心より御礼申し上げます。


クラウドファンディングの返礼の準備も進めています。お手元に届くまでもうしばらくお待ちください!

(展示会ではクラウドファンディングでご支援いただいたみなさまのお名前を掲載させていただきました)






今後の募集について


クラウドファンディングや展示会は幕を閉じましたが、

萃点のことばプロジェクトは産声をあげたばかり。


ということで、今後の活動についていくつか募集です。

①「萃点のことば展」を開催してくださるスペース


今回は京都での開催でしたが、関東でもやってほしい!というお声もいただいています。他の地域、特に関東・首都圏でも開催できたらと思っていますので、うちのスペースつかっていいよ!この一角でやらない?こんなギャラリースペース使えるよ!といったお誘い、ご紹介、お待ちしています。ちょっとしたpop-upでも、今回みたいな数日間の展示会でも、カード・小冊子の販売で扱っていただくのでも。小さな一角でも常設できるスペースとご縁があるとなお嬉しいです。


②HPや本(絵本)の制作


今回制作したカードを原型にしながら、カード以外にも、展示会の開催、本、ウェブサイト、子供向けの絵本、グッズなど「萃点のことば」をみなさんに届けていくためのさまざまな入り口(インターフェース)をつくれたらと思っています。特にHPは萃点のことばたちの漂う動的なバーチャル空間を構築できないかと思っていて、そのあたりのご相談ができる方いたらぜひご連絡いただけましたら嬉しいです。


それ以外でも、萃点のことばプロジェクト一緒にやりたい!という方いらしたらぜひご連絡ください。


③萃点のことばカードを活用したWSのトライアル

 

今回の「萃点のことば」カードは、これまでのEcological Memesが探究してきた内容を「人と自然のつながりを取り戻し、生命の営みや生態系に根ざして生きる27の知恵」としてまとめたものですが、個人の暮らしはもちろんチームや組織での対話促進や関係性づくりでも活用していけるカードツールとして制作しています。


クラウドファンディングページにも記載していたように

活用シーンや目的に合わせて活用できるのですが、


基本形として下記のWSをトライアルでやりたいチーム・企業・団体さん募集します。


<萃点のことばカードを活用したWS>

萃点のことばカードをインスピレーションに、


・それぞれの大切にしたい価値観や関係性を引き出すWS(内省的対話促進、チームビルディング)

・自身や組織のビジョンやナラティブを紡ぎなおすWS(ビジョンメイキング)

・プロジェクトや事業のアイデア発想WS(アイディエーション)

・生命システムとしての組織やリーダーシップの移行に向けた自社のツボをさぐるWS(個人/組織変革)


特に生命論的なパラダイムに基づく組織づくりやチームビルディング、事業デザインを促進するツールとして、かなり面白くできるのではないかと思っています。効果的な活用方法もみなさんとご一緒に探っていきたいですし、興味ある!体験してみたい!自社の課題感にあわせてやってみたい!というチーム・企業・団体さんいらしたらぜひご連絡ください!詳細ご案内させていただきます。今後の萃点のことばWSの運営や

企画などをしたい方も大歓迎です。



おわりに


萃点のことばの種たちは、「答え」ではありません。抽象的すぎず具体的すぎない中空のことばとして抽出したものであり、それをどう具体的な行為として実践するかは受け取った人それぞれです。


人から人へと伝播し、社会文化を形成していく情報単位「ミーム」のように、受け取った人の内で種が育まれ、それぞれのいのちの営みと響き合いながら、かたちをかえて行為・実践されていく。そんな願いを込めています。


「萃点(すいてん)」というのは、南方熊楠の造語で「理(ことわり)が集まる場所」を意味しています。明治時代の神社合祀に反対運動をおこした南方は、鎮守の森の破壊が自然生態系の危機のみならず、自然と分かち難く結びついている地域社会の基盤や人の精神的なエコロジー、ひいては人間存在そのものに根源的な危機をもたらすことを危惧し、警鐘を鳴らしていました。それから100年以上の月日が経っていますが、この警鐘は今でもなお、人類が近代化を通じて辿ってきた道筋に鳴り響いているのではないでしょうか。


萃点のことばの種たちが、一人ひとりの内に宿る知性や身体実感と響き合いながら、世界に溢れ出そうする生命の躍動とうねりをいざなう呼水に、近現代社会が失いつつある生命世界とのつながりを紡ぎなおしていくための入り口に、そしてみなさんの周りに生命の波紋を広げていくきっかけになることを願っています。


萃点のことばプロジェクト、今後の活動のことはインスタグラムにてお届けしていきますので、引き続きぜひフォローをお願いします!


@suiten_no_kotoba


photo by kuvonne


<萃点のことばプロジェクト>

Visual design : Mai Yamamoto, Fumiya Yamamoto

Art work : Aimi Sunaga

PR communications : Noriko Akagawa, Yudai Shirahama

Text & Direction:Shuhei Tashiro, Rei Kono, Yasuhiro Kobayashi

Exhibition Art Direction & Space Design:Tomomi Ogata


・Instagram @suiten_no_koktoba


・クラウドファンディングページ

・萃点のことば展 - 理(ことわり)の集まる「あいだ」の場所を求めて -


<萃点TALKアーカイブ>

これまでの萃点TALKのアーカイブは、動画(YouTube)とポッドキャスト(Spotify)両方で公開となっています、ご興味ある方はぜひご視聴ください!


【萃点TALK vol.1】内と外の再統合 ~内的変容とリジェネラティブビジネス~(エシカルファッションデザイナー 小森優美さん)


【萃点TALK vol.2】萃点とは?〜南方熊楠のみていた世界を探る〜(秋田公立美術大学 唐澤太輔さん)

▶︎Spotify(ポッドキャスト):


【萃点TALK vol.3】ことばと、身体と、人類学と。(ボディワーカー小笠原 和葉さん)


【萃点TALK vol.4】自然界に学ぶ人と組織の実践 ~バイオミミミクリーがひらく世界~(一般社団法人バイオミミクリー・ジャパン 東嗣了さん)

▶︎Spotify(ポッドキャスト):https://podcasters.spotify.com/.../epi.../TALK-vol-4-e2i0pal




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